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大家さんと木の行方⑦ おしるし

正直なことをいうと、前回に登場した
最強娘である 大家さんのお嬢さんから
〜今上げてしまえ〜 という提案を受けた後、
もしかしたら、あの時上げてしまえばよかったのかも...と
いう思いがよぎることもしばしあり。

筋を通したい... 
いうことを選択してしまったけれど、
世の中 そんな甘くない...

いつか上げれるよ とかっこよく言ったものの
いつ?
どうやって?
どのように?

なんの根拠もない。
あれから今に至るまで、一日たりとも木の板の事を考えなかった日はない。
ないない。

もう一度考え直せってこと?
とも思って 大家さんがノーという理由を繰り返し考えてみても、
毎回 私の答えは、 
必ずもう一枚上げる になってしまう...

幸い 毎日やらなきゃいけないことがいっぱいだったので、
このことへの ためいきは  一日一回で済んだ。 
ふ〜 っと息を吐き出して、上げるっ と思う。
この繰り返しな日々が続き かれこれ半年も経ってしまった。








と いつものようにやり過ごしていた つい一ヶ月ぐらい前のある日。
突如、

今だ!
今なら上げられる。
と ふいに お告げ? のような感覚が
頭の中でいっぱいになってしまいます。

この突発性の想い
私は おしるし とよんでいます。

それは うまく説明できないけれど、
勘と感覚だけで生きてきた私の道しるべのような感覚。
なのですが、
実は昨日このことを 書いて、
変人っぽい 誤解されるかも と思って 消してしまいました。(笑)
でも、もういいです。
他に表現の仕方が分からないので このまま続けます。


はい。
おしるし です。

それが来たら 動く。

そして
自分の気持ちをベトナム語でうまく説明することができないので、
あえて会ってお話するのではなく、手紙を書くことにしました。

といってもスタッフーtuyenに気持ちを伝え、書いてもらうのですが、
なんと 3行で終わらせ、できたと言う。

それはメモっていうんじゃ! という気持ちを抑え
1 2 3  モッハイバー なので こうしたいのです。
という嘆願書を一行一行書いては読上げ 書き込ませ そして削るの作業。
2時間ぐらいかけて お手紙を書きました。


これは余談ですが、
ベトナムの人はお手紙を書く という習慣があまりないのか
以前 他のスタッフでも それは伝言にもならない、ただのメモです 
ということがありました。

Tuyenも例外ではなく、 私の手紙の書かせ方に どうしてそこまで? という
違和感を持っていて、 書き込ませの途中何度か手が止まったりしました。

が、
私のお手紙に対して きちんとしたお手紙で返してくる大家さん。
(いつもの窓口のおばあさんから。)
彼女の手紙により、tuyenも納得してくれたのか
今では縫い子さんへの指示書などを書くときも 得意げです。


余談が長くなってしまった...



大事なそのお手紙のお返事。
なにか事故などがあれば 私が責任をとりますという条件つきであるものの
OK
を頂いたのです!!!!!!!

信じていたけど、 ほんとにうれしかった〜
ぴょんぴょん飛び跳ねて喜びたかったけど、
TUYENの前なので あえて大人なふりして
イエス とだけ言う かわいくない私。 


それからそれから エネルギーをだして数人の棟梁さんに声をかけ
説得し...
やっとこ 一昨日 念願の板をカフェに上げる事に!

これです↓














と写真を載せたいのですが、
が、
が、
....................................................



木の行方はもう少しだけ続きそうです。
今日ははここまでにします。



読んでくれてありがとう。


vidu mayu.